022 共通の敵をつくる
数字の「2」の意味として、「1」と「1」の間に、関係ができる
ということが、大きい特徴です。
関係ができるから、協力もするけど対立もする。
1人ではできないことが、2人だと可能になる・・・
だけど、1人だと思い通りになる事が、2人だと窮屈なこともある。
その窮屈さの中に、「学び」がある・・・。
この022の章では、集団への帰属意識を利用するということが書かれています。
「人は本来、自分をなんらかの集団に分類する傾向がある」
という社会的アイデンティティー理論に基づく考えです。
私たち VS 彼ら
という対立軸を使ったアプローチの中で、アップルの戦略が例に上がっています。
商品そのものではなく、それを愛用する「人」に焦点が絞られているというのです。
2006年~2009年にかけてアメリカで放映されたCMでは
あなたはカッコイイ「マック派?」
それともダサい「ウインドウズ派?」
というカタチで、君が仲間になりたいのはどっち?
というものが流れていたようです。
こういった方法が成功するのは、人々の意識の変化があるから。
それを、著作家のセス・ゴ―ディン氏は、こう表現しています。
「パーミッション・マーケティング」
人々が、本当に求めているのは、企業ではなく、仲間とつながり合えること。
だから、企業は顧客の許可(パーミッション)を得て、自分たちからメッセージを受け取りたいと思う人々を集める。
そして、彼らが語り合い、披露しあえるストーリーを手に入れるチカラになればよい。
マックのような大企業になれば、自分だけでその仕掛けが作れるようになるかもしれません。
だけど、私たちカラーセラピストは、まだまだ小さな存在。
1人ずつで戦えるほど、体力も財力もありません。
ということは、カラーセラピーで誰かの役に立ちたい、と思っている仲間が集まって
共通の思いを持たなければ、これは難しいやりかたです。
カラーセラピーをスピリチュアルとして扱うのか、扱わないのか?
コーチング的な要素が強いのか?カウンセリングにとどまるのか?
それぞれいろんな思いがあることでしょう。
だけど「敵の敵は味方」というように
多少の事には目をつむり、
1つの思いを共有していくことが
カラーセラピーの世界に活性化を生み出すのだと思います。
その上で、お客さまにとって、カラーセラピストは
自分と向き合い、自分の本当の気持ち知り
自分の問題を自分で解決し
自分の未来を自分で創っていける仲間だと
思ってくださるといいですね。
ということで
022ポイントは
カラーセラピスト同士の連携
でした。