『傾聴』という単語は、もうずいぶん耳慣れてきましたね。
このテーマでのセミナーも、珍しいものではなくなりました。
だけど・・・・・
『傾聴力』の前に必要な、大事なことがあります。
それが『訊く』ということ、つまり質問力。
もちろん、言いたいことを言い合うというのではなく
『聴く』ために『訊く』
話し上手な人というのは、きちんと相手の様子をみながら話しています。
その観察力と共に、どんな質問なら答えがもらえるのか?
といったことを意識しています。
カウンセリングの時に必要な「開いた質問」と「閉じた質問」ができているのです。
カラーセラピーを受けに来たお客さまが、ピンクを選ばれた時に
「ピンクは、好きな色ですか?」
と尋ねるのは、閉じた質問。
「はい。好きです。」
「昔から、お好きですか?」
これも閉じた質問。
「いいえ、そうでもないんですが・・・。」
「いつ頃から、好きになられたんでしょう?」
これは、開いた質問。
「ん~んと、子どもができてからかも?」
「何か、きっかけがあったんですか?」
「別に・・・特には・・・」
「子どもさんができたことで、何か、心境の変化とかはありましたか?」
「ん~んと、それは、ありましたね。」
「そんな風に変化してきたんでしょう?」
・・・続く・・・
閉じた質問と、開いた質問のちがい、わかりますね?
コミュニケーションをスムーズにするためには、自分の気持ちを明らかにすると同時に、相手のことを知る必要があります。
お互い、伝えなければ、伝わらないのです。
カラーセラピストとしてのスキル『カウンセリング力』をアップするために必要なことは、日常のなかで、相手の気持ちを知るための会話のクセをつけることです。
『聴く』ために『訊く』
答えがわからないからこそ、訊かなければ理解も共感もできないのです。
ということで、046ポイントは
話し上手になる
でした