洗剤などが「今だけ、増量」というキャッチと共に、少し大きな容器に入って売られているのを見たことがありませんか?
価格も、成分も変わらないのに、量だけ増えてるって、実質的な値下げ。
とってもお買いドク感がありますね。
これも、私たちの脳の特性。
脳は、価値や利益を比較するのは得意なんです。
例えば、旅行先を選択するという場面では
A案
① 朝食付き ローマツアー
② 朝食付き パリツアー
結果は、どちらもパッとしない。
B案
① 朝食付き ローマツアー
② 朝食なし ローマツアー
③ 朝食付き パリツアー
B案のように提案すると、どちらも朝食がついているにもかかわらず「①朝食付き ローマツアー」に軍配が上がるというのです。
もちろん、パリツアーの方を売りたいと思っているなら、B案の②番は、「朝食なし パリツアー」にすればいいのです。
そうして、魅力に欠けるオファーを紛れ込ませることで、より、好ましいオファーの成約が望めます。
引っ越し先の部屋を決める時も同様です。
こんな経験はありませんか?
不動産屋さんは、案内する順番を考えています。
①だいたい予算内に収まるけれど、今ひとつよくない物件
②予算より少しだけオーバー。だけどかなり希望通りの部屋。
③予算はオーバー。だけど、すごくいい部屋。
だいたい②で決めてほしい。③になったら、儲けもの。
①はあり得ない・・・・。
私たちは、①の部屋を見ることで、やっぱり、予算の金額は妥当なんだな。と思います。
そして、不動産やさんの思惑通り②か③で決めることになるのです。
カラーセラピストが、この手法を取り入れるとしたら、メニュー比較、という方法になるでしょうか?
イチオシのメニューを目立たせたいなら、そこに、よりおトク感を出さなければなりません。
いわゆる他社比較というのも、こういいったカタチで使います。
ただし、その他社をこき下ろすのではなく、あくまでも、リスペクトの気持ちを忘れずに、ね!
ということで、008ポイント
イチ押し商品を進めるため、
囮(おとり)を用意してみる
でした