パステルピンク
時代を超えて愛される色、パステルピンク。
パステルピンクって、誰の心も優しく包み込むような色だと思いませんか?
一見すると「ガーリーな色」と捉えられがちですが、実はその歴史は長く、時代ごとに全く異なる役割を演じてきました。
ウェブ上でカラーコードが多様なのも、この色が「単なるピンク」ではなく、美意識や社会背景を映し出すカメレオンのような色だからかもしれません。
パステルピンクがファッションの主役となった二つの時代を比較してみると、その魅力の奥深さがわかりやすいかも?

1. 豪華絢爛!ロココ宮廷の「優雅な遊び」
パステルピンクが最初に脚光を浴びたのは、18世紀のフランス宮廷、ロココ時代です。
当時の貴族文化は、バロックの重厚さから解放された、極めて優雅で軽やかなムードに包まれていました。
マリー・アントワネットに代表されるファッションは、パステルピンク、淡いブルー、クリーム色といった繊細なトーンが主役。
<ロココ時代の特徴>
着こなし:
シルクやサテンのドレス全体で淡さを表現。
フリルやレース、リボンで豪華に装飾されました。
色の役割: 強い色を使わない「淡さ」こそが、天然染料の限界を超えた、富と洗練された趣味の象徴でした。
軽やかさ、優雅さ、そして貴族特有の遊び心を表現する色だったのです。
全体的に統一感があり、夢幻的で甘いトーンでまとめられました。
この時代のパステルピンクは、まさに「宮廷の華」であり、女性らしさを極限まで高めた装いでした。
2. 進化する現代:「洗練とジェンダーレス」の表現

時代が違えば、色のメッセージも変わる
変わらぬ色のメッセージ
カラースクールT.A.A
フォーイユ・モルト


エンペラーグリーン




10月の夜を彩るハロウィン。
街はオレンジや黒、そして紫の装飾でいっぱいになりますね。
でも、なぜこの3色なのでしょう?
実は、それぞれの色には、ハロウィンの本質と深く結びつく“心理的な意味”があるのです。
オレンジは、太陽のぬくもりを象徴する色。
秋の収穫期に実る果実や紅葉を思わせ、生命の喜びと豊かさを表しています。
心理的には「人とのつながり」や「楽しさ」「社交性」を高める色でもあります。
ハロウィンでは、かぼちゃのジャック・オー・ランタンがまさにその象徴。
闇夜に灯るオレンジの光は、“命の火”を意味し、悪霊を追い払い、家族や仲間を守る祈りの色でもあるのです。
ハロウィンの起源は、古代ケルトの「サウィン祭」。
秋の終わり、冬の訪れを告げる節目の夜でした。
黒は“夜”“死”“闇”を象徴する一方で、
それは新しい季節へと移り変わる「再生の始まり」でもあります。
心理的にも、黒は「内省」「静寂」「保護」を意味する色。
一度立ち止まり、古いものを手放す勇気を与えてくれます。
ハロウィンの黒は、恐れではなく、変化を受け入れる力の象徴なのです。
紫は、古来より“霊的な色”。
夜空と光、闇と光明の間にあるこの色は、
直感や精神性を高める作用を持ちます。
心理的には「創造性」「癒し」「スピリチュアルな目覚め」を表す色です。
ハロウィンの夜は、見えない世界との境界がもっとも近くなると信じられてきました。
紫は、その“見えない世界”と“現実世界”をつなぐ橋のような存在。
魔法や占い、直感の象徴として使われるのも、そのためです。

オレンジは生命、黒は終わり、紫は変容。
この3つがそろうことで、ハロウィンは「手放しと再生の儀式」としての意味を持ちます。
古い自分を手放し、心の中に新しい光を灯す。
それこそが、ハロウィンの本当の魔法なのかもしれません。


おかげさまで、Amaon1位 獲得できました





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