2021/8/30
今年は、新潟県十日町市の織商さんが
過去に制定された『季の色』をテーマにお届けしています。
9月は『恋路十六夜(こいじいざよい』
こんな色です。
虹いろのお話しでは、夜空に浮かぶ月の話を書きましたが
ここでは、その夜空の色の話。
月のない夜を「闇夜(やみよ)」といい、真っ暗な状態を表現しますが
月の明るさがあることで、その色は青みを帯びて表現されます。
色でいうなら、群青色か藍色かといったところでしょうか?
これは、色のもと、原材料の違いです。
藍色は、ご存知のとおり染料の色。植物由来の色ですね。
群青色は、顔料。鉱物から採れる色料です。
どちらも古くから使われてきました。
ただ、藍染めが盛んにおこなわれるようになったのは江戸時代から。
木綿が普及するようになってからなんです。
よければ、こちらも合わせてお読みください。
カラースクールT.A.A
彩り香®
藤田たかえ