「色の心理学」を中心に、五感を磨くメニューをご用意しているカラースクールです。
場所は、交通の便のよい京都の中心街。遠方の方には、オンライン授業のご用意もあります。
色彩心理カウンセリング協会 京都校も兼任。協会オリジナルのアイテムを使った講座もご受講いただけます。
色とお香を組み合わせた『彩り香®』の、香楽師養成講座・Zoom体験も、ここでしか受けられないオリジナルメニューです。

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  1. 若草色(わかくさいろ)
 

若草色(わかくさいろ)

2021/01/23

若草色

2021/1/23
緑という色は、暖色と寒色の間の中間色で
特に、「若」という字がつくことで、
そのみずみずしさを表現する色名になります。

【若草のかさね】
平安時代の『かさねの色目』では
元旦から2月に着用するものとされました。

今のような暖房設備のない時代、
宮中といえども、
寒さは想像以上だったことでしょう。

平安貴族たちにとっても
冷たい大地を割って芽を出す様は
春の到来を喜ぶ気持ちと
重なったことでしょう。


かすかな兆しを希望の光として捉える
日本人の感性が選んだ
色の取り合わせと
いえるのかもしれません。

吉岡幸雄先生の著書
「王朝のかさね色」では、
蓼藍(たであい)と黄蘗(きはだ)
で表現しておられます。