紫色のものって何が思い浮かぶでしょう?
葡萄? アジサイの花?
それからアメジスト?
もっとイメージを広げてみると、
はるかに遠い宇宙の色。
昔むかし、
紫色を手に入れるのはとても大変でした。
貝から、ほんのわずかにとれる分泌腺から
ようやく染めることができた紫ですから、
時の権力者はこの色を自分以外が使うことを禁じました。
高価で高貴な紫は、庶民には手の届かない・・・
まるで宇宙の果てのような存在だったかもしれません。
もしも今のあなたにとって、
紫色がとても気になる色ならば、
その色に大きな憧れをもっているのかもしれません。
その色を身に着けた自分を想像して、
とても晴れやかな気分に浸りたいのかもしれません。
それは一つの夢であり、
今の自分は高価で高貴なものを身に着けるのにふさわしくない、
なんて思い込んでいたりはしませんか?
それともストレスの多い現実から、
夢の世界に逃げ込みたいと考えているのではないですか?
紫色は、
もっとも温かい色のREDと
最も冷たい色のBLUEを混ぜ合わせてできる色。
内在する正反対の要素が
「あたりまえ」「常識的」といったことを嫌います。
紫色は「人から理解されにくい」のです。
紫色にシンパシーを持つ人は、
そんな孤独を抱えて、
内在する思いをひとり静かに味わっているのかもしれません。
色には、たくさんのメッセージがあります。
そのメッセージをどうとらえるかはあなた次第です。
今みた夢を目標に、
紫色を身に着けるのにふさわしい自分は、
もうすでに存在しています。
色を味方につけて、
光輝くご自分を、まずは自分が楽しんでみてください。