小豆色は、小豆(あずき)の実の色で、紫味を帯びた赤褐色です。
小豆は、弥生時代頃から食べられていたとのことですが、それは、魔よけを祈願するなどの目的をもったもののようでした。
「餡」はもともと詰め物の意であり、日本へは聖徳太子の時代に中国から伝来したとされ、中国菓子で用いられる肉餡がその原形となっていると考えられている。小豆を用いた小豆餡が開発されたのは鎌倉時代であるとされる。(ウィキペディアより)
今の、おはぎ(ぼたもち)や饅頭のように、甘い餡が登場したのは安土桃山時代からです。
甘くするのに砂糖が使われるようになったのは、もっと後の話。
あんこを使った和菓子って、たくさんありますが、どれが好きですか?
私は、どちらかというとこしあん派。 ぜんざいよりお汁粉の方が好きかな・・・。
モナカやたい焼きより、羊羹のほうがいいかなあ・・・。
だけど、大福もちのおいしさは格別やしなあ・・・・。
ところで、つぶあんとこしあんの違い位は知っていても、「小倉あん」って何?って思ったことないですか?
つぶし餡やこし餡に、密に煮て漬けた大納言小豆を加えたもの。本来の小倉餡は、煮崩れしにくい大納言種と小さい普通小豆の粒餡をまぜたものを言います。(杵屋HPより)
なんだか、手間がかかってる分、より美味しいんだろうなって思ってしまいます。
小豆は美味しいだけでなく、その特性をいかした『小豆枕』という使い方もあります。
最も優れた点は、『吸湿性がよい』ということです。
だから、夏は、頭をひんやりさせて寝苦しさからの解放に役立ってくれます。
冬は、レンジで温めると豆の水分が蒸気となって、温熱を放ち、首、肩まわりの血行促進を助けるというのです。
いずれにしても、昔から私たちの生活に役立ってきてくれている小豆。
色の話からは、離れてしまったけれど、今日は、ちょっと寄り道ってことで・・・・。