「色の心理学」を中心に、五感を磨くメニューをご用意しているカラースクールです。
場所は、交通の便のよい京都の中心街。遠方の方には、オンライン授業のご用意もあります。
色彩心理カウンセリング協会 京都校も兼任。協会オリジナルのアイテムを使った講座もご受講いただけます。
色とお香を組み合わせた『彩り香®』の、香楽師養成講座・Zoom体験も、ここでしか受けられないオリジナルメニューです。

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  1. 9月の色は『恋路十六夜』
 

9月の色は『恋路十六夜』

2021/09/01
立秋が過ぎ、9月に入っても、まだまだ暑い日は続きますが、
いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

四苦八苦の末、ようやく軌道に乗り始めた『彩り香 公式LINE』。
常設メニューに『星占いと色彩心理』を取り入れました。

実は、これ、2018年にお届けしていたメルマガの『虹いろのお話し』を編集したものです。
「見てなかった」「もう一度読みたい」という人は、是非、彩り香公式LINEにお友だち登録お願いします。
もちろん、登録は無料。そこから先のランニングコストもかかりません。  
現在、気まぐれ更新の『色とお香と薬膳料理』も常設メニューにしています。



さて、今年は、新潟県十日町市の織商さんが過去に制定された『季の色』をテーマにお届けしています。
今月は『恋路十六夜(こいじいざよい)』です。

新暦でも9月後半になると、さすがに秋の気配が増してきます。
夜になり、少し風がひんやり感じるようになると、なぜかしら人恋しくなる傾向があるようです。
秋は、手紙の量が増えると聞いたことがあります。
もっとも、昨今はSNSの時代なので、そんな極端なことはないでしょうが・・・。


十六夜は、満月の翌日の月。
『いざよい』とはためらうという意味。
昔の人は、満月となった十五夜より、少し遅くに出てくる月が、人前に出ることを躊躇しているかのようにとらえたのですね。
その次の日は、『立待月』
まだかしら?と立って空を見上げて待つ月です。
その翌日は『居待月』
まだまだでしょう、と腰を据えて、待つ月。
そのまた翌日は『寝待月』
すっかり遅くなるから横になって待ちましょう・・・

それぞれに、月を愛でる気持ちを重ねた名前がついています。
この感性が「日本だなあ・・・」と思いませんか?


恋路十六夜は、満天の星さえも光で隠してしまうほどの美しい月が映える色。
群青色とか藍色に匹敵する美しさがあります。

人々が愛してやまない美しい月を、さらに美しく見せる色。
『恋路十六夜』という色は、
冷たく光る月とは対照的に、
そこに始まる恋が静かに燃えていくような、
そんな予感を感じさせる色です。


恋路十六夜は、こんな色

最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。


カラースクール TAA
藤田 たかえ
http://taa-color.com