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7月は『咲初小藤』(さきそめこふじ)
7月は『咲初小藤』(さきそめこふじ)
2021/06/28
2021/6/28
新潟県十日町市の織商さんが
過去に制定された『季の色』。
7月の色
「咲初小藤(さきそめこふじ)」
貴重で希少な色の代表とされる「紫色」
平安時代において
「藤」「菫」「桔梗」と
紫色の花はどれも人気でした。
かの源氏物語の紫式部が、
中宮彰子に仕えた時の女房名は
藤式部といったそうですよ。
源氏物語は『むらさきの物語』
ともいわれますから、
それを読んだ女房達にも、
影響を与えたでしょうね。
特に、「藤」に関しては、
清少納言もお気に入りだったらしく
37段の『木の花は』で、
木に咲く花の一番は梅。
2番は桜。
これについで3番に藤をあげています。
88段「めでたきもの」でも、
「色あひふかく、
花房ながく咲きたる藤の花の・・・」と
藤の花のことを書いています。
江戸時代になって、染色技術が進むと、
紫色のバリエーションが多く出てきて、
藤色の色名も増えました。
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藤田たかえ