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キラリと光るのに必要なもの

2017/10/01
キラリと光るのに必要なもの
朝夕、めっきり涼しくなり虫の声に秋の深まりを感じる季節となりました。
いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

今月は、4日が中秋の名月ということですが、さてお天気が気になるところですね。
「月を愛でる」という文化は、平安時代の貴族たちも楽しみにしていた行事のひとつですが、毎年、「中秋の名月」の日が変わるのは、ご存じですか?
これは、旧暦で8月15日と決まっているからなんです。
 123月が春、456月が夏、そして秋は789月、残りが冬。というように、一年を大まかに分けて日常の目安にしていました。
この7 8 9月の真ん中の日を、秋の真ん中の日ということで「中秋」といったわけです。

そして、今年はそれが、旧暦での8月15日、 今の暦でいうと10月4日にあたります。

今も「観月の夕べ」なんて銘打ってコンサートやイベントが開催されたりしますね。
平安時代の頃から「月が最も美しいのは秋」とされ、様々な宮中行事が執り行われてきました。

遠くへ出かけなくても、自宅のベランダからでも、昔から多くの人を魅了してやまない「お月さま」をゆっくりと眺めてみてください。
そして、そのお月さまの柔らかな光を浴びていると、不思議なパワーがいただけるかもしれません。

中秋の名月が満月とは限らなくて、今年は 十三夜。
かなり大きく膨らんで、晴れていれば明るく照らしてくれルはずです。

そうして夜空を煌々と照らしてくれた月も、世が明け太陽の光が空を満たしてくるようになると、その存在そのものまでかすんでしまいます。
月が月であるために、その光を存分に届けるためには、「暗やみ」だ必要なのです。
この「光のための必要な闇」といった意味を持つのが インディゴブルーです。

さて、今月の色のお話はインディゴです。

インディゴは、第六チャクラと共鳴する色。
第六チャクラは、サードアイチャクラ・・・第三の目のチャクラ。
キーワードは、直感・洞察・瞑想・精神的・深い智慧・・・・・・
何やら、ミステリアスな響きが並びます。

インディゴは、ブルーを重ねて濃くした色。
和の色名では、藍色から紺色の濃い青になります。
濃い藍の液に何度も何度もつけて染めていくことで、あの深い色合いが出てきます。「白藍」の様なうすい色から「かめ覗き」「浅葱色」「納戸色」「はなだ色」と様々なバリエーションが可能なのは、それだけ手がかかっているということでもあります。
人に例えるなら、多くの経験を積んだ人の深い魅力であり、他にはマネのできない輝きといえるのではないでしょうか?

江戸時代、奢侈禁止令により派手な色、濃い色は禁止されたにも関わらず、濃い藍色はその対象にならなかったのは、木綿や麻などの庶民の布によく染まったからです。それだけ多くの人に親しまれることになった藍色は、懐の深い色とも言えますね。

きらりと光る大切なものを見つけるために、必要な暗さを持つ色
それが、インディゴです。

もっとくわしく知りたい方は こちら「思い込みのベールの中は」をクリックしてみてください。

今月も最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。


カラースクール TAA
藤田 たかえ
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