神秘的な色<むらさき>に、理想の色<青>を足した、深い色が藍色です。
有彩色の中では、最も<黒>に近い色。その意味で、暗さを表す色と言えます。
遥か離れたところで光る、ちいさな星は、まわりが明るいと見えなくなってしまします。
そのちいさな光をみつけるために、必要な暗さの色が藍色。
闇の中に消え入りそうな真実を、見つけるための努力を惜しまないといった、まじめな人に選ばれることの多い色です。
自分の考えに信念を持ち、頑固な一面もあります。その考えの根拠が不確かなものであっても、気になりません。自身の直感の後押しさえあれば、信念にゆらぎはないのです。
それが、周りの人に、『融通が利かない偏屈な人』という印象を与えたとしても、相手にすり寄るようなことはしたくないと考えています。
いい意味で『おひとり様』の豊かさを知っている人に好まれる色なのです。
ただ、その分、現実的なことはニガテといったことがあるようです。
蚕が自らの糸で周りを囲う繭をつくるように、外の世界を遮断し、耳をすまして、聞こえぬ声を聴こうとしているかのようです。
利害関係やうわべだけの付き合いを嫌う傾向があり、そこを揶揄されて落ち込むこともあります。