オレンジ色は、第2チャクラと深く共鳴します。
その位置はおへその少し下、丹田のあたり。
ここは生命エネルギーが生まれる場所であり、感情や創造性、そして人との『つながり』を育む中心でもあります。
オレンジの色を思い浮かべたとき、果物のオレンジや、焚き火、暖炉の火が浮かぶ方も多いでしょう。
それは激しい炎ではなく、人をあたため、心をほぐす、ぬくもりの火。
私はこれを『人が人のために使う火』と呼んでいます。
オレンジは、『熱さ』というより『あたたかさ』を象徴する色なのです。
また、オレンジ色は食欲を促す色としても知られています。
レストランの照明に使われる白熱灯のオレンジが、料理をより美味しそうに見せてくれるのは、まさにこの色の心理的作用のひとつです。
食事とは、単に栄養を取る行為ではなく、五感で味わい、感情を交わすコミュニケーションの場でもあります。
誰と食べるか、どんな気持ちで食べるか──そこには、目には見えない『心の栄養』も大きく関係してきます。
第2チャクラに位置する消化器官は、物理的な食べ物だけでなく、『感情』も取り込み、処理していると言われています。
吸収しきれなかった悲しみや不安は、心の中に滞り、トラウマやショックとして残ってしまうこともあります。
数秘で『2』は、関係性や調和を表す数字です。
恋人、家族、友人、仲間──他者と関わる中で、私たちは自分という存在を映し出し、喜びや悲しみ、共感といった『感情の器』を育てていきます。
第2チャクラ・オレンジ・『2』に共通するテーマは、まさに『つながり』
つながることによって、人生に彩りと意味が生まれていくのです。