「色の心理学」を中心に、五感を磨くメニューをご用意しているカラースクールです。
場所は、交通の便のよい京都の中心街。遠方の方には、オンライン授業のご用意もあります。
色彩心理カウンセリング協会 京都校も兼任。協会オリジナルのアイテムを使った講座もご受講いただけます。
色とお香を組み合わせた『彩り香®』の、香楽師養成講座・Zoom体験も、ここでしか受けられないオリジナルメニューです。

 京都市下京区因幡堂町651

 mail@taa-color.com

  1. 7月の色『咲初小藤』
 

7月の色『咲初小藤』

2021/07/01
梅雨入りが早かった分、空けるのも早いのかと思っていたのですが、例年どおりの予想ですね。
皆さんは、どのようにお過ごしですか?


私は例年以上に、紫陽花の花とのご縁があるように感じています。
サロンに飾った濃い紫のアジサイも、10日近く咲いていて、楽しませてくれています。

◆彩り香の公式ラインをリニュアルしています!
ここを触れば、こちらも変えなきゃ!こちらを触るなら、これを足さなきゃ!
意味不明のカタカナを調べながら、リニュアルにトライの毎日です。
出来上がったら、お知らせしますので、是非お友だち登録してくださいね。
友だち登録特典として、彩り香の講座30%offFチケットや、『色占い』という切り口でお伝えする色メッセージなど受け取っていただけます。
すでにご登録いただいている方には、先に受け取っていただけるよう、前もってお知らせします。

◆キヨピーの本に掲載いただきました!
2018年に収録されたキヨピーとのテレビ対談が、本になって発売されました。
KBSの朝のテレビ番組『谷口流々』の取材依頼が来たのは、ちょうど3年前の今頃でした。
実際に会ったのは10月。
キヨピー、可愛かったです^^
その時の対談が、順に対談したメンバーの一人として、本に残していただけることになりました。
6月21日より書店で販売されています。アマゾンでは、早々に900部越えの予約注文があったとか。
もし、よければ、お手に取って見てください。


さて、今年は、新潟県十日町市の織商さんが、過去に制定された『季の色』をテーマにお届けしています。
今月は「咲初小藤(さきそめこふじ)」です。

子どもたちを育てていた頃、住んでいた京都の家の近くの公園に、藤棚がありました。
新緑の季節が過ぎて、蒸し暑さを感じるようになるころから花が咲き始め、日に日にその花の数が増してくると・・・・
毎年、大きな蜂がやってくるのです。
危なくて、その公園で子どもたちを遊ばせることができない!

だけど、そそくさと近くを通り過ぎるだけでも、花の蜜の甘い香りがしていました。
強くしっかりした甘い香りが、蜂を呼び寄せたんでしょうね。


そんな藤ですが、先月ご紹介した「葛(かずら)」とおなじマメ科のツル性植物です。

奈良の春日大社神紋にもなっている下がり藤や、藤原頼道が建立した京都の平等院鳳凰堂の藤棚などが有名ですね。

『藤』という花の名は、風に吹かれて、花が「吹き散る」というのが転じて「ふじ」と呼ばれるようになったとか。
万葉集には
山に自生する、たくさんの藤の花房が風に揺れているのを、波に見立てて『藤波』といった表現が出てきます。
藤波の影なす海の底清み沈く石をも珠とぞ我が見る (大伴家持)

今の季節、山では、自生している藤が花をつけています。
房となって、多くの花を咲かせている藤の木は、その重さに耐えながら、上へ上へと伸びていきます。
藤棚の藤しか見たことがないと、その生命力のたくましさに驚かされます。


『咲初め』というのは、咲き初めという意味。
はじまりの初々しい時期から、盛りを過ぎた散り始めまでの長い間、山での色を楽しませてくれます。
その決して派手ではない気品あふれる穏やかな色合いを、昔の人はとても好んだようです。

藤の名の付く色名は、たくさんあります。
紅藤・青藤・藤紫・淡藤色などは、江戸時代に出てきた色で、大変人気がありました。

源氏物語で、光源氏の道ならぬ恋の相手となった「藤壺の宮」は、どんな色をイメージしたのでしょうね?

咲初小藤は、こんな色↓↓↓




カラースクール TAA
藤田 たかえ
http://taa-color.com